ついに購入 浅井商店 銅製カヌレ型≪レビュー≫

銅製カヌレ型にこだわった理由

 

カヌレの型を2年近く悩んでやっと購入しました。
どうせ買うなら銅製の型がほしくて、でも買う決心がなかなかつかなくて気づけば2年経過。

決心がつかなかった理由はずばり

高いから

これが一番大きい。銅って高いんです。画像の型は外側が銅で内側が錫引き。まとめ買いで良心的な価格でもけっこう高いです。

 

えげつない金額のものだと、こんなとんでもないものも。こちらはオール銅です。

 

 

そして、こんな高価な型を手に入れた上で、更なる壁があります。作る難易度が非常に高いお菓子としても有名なんです。

せっかく型を手に入れても挫折するのではという不安から、私は購入に踏み切れませんでした。
ではお手軽なテフロンなどにしてはどうかという話になると思います。ですが、銅にこだわったのには理由があります。

エッジのきいた美しい見た目になる
かなり高温(230度くらい)で焼くのでテフロンだと耐久性に不安。買い替える日が近いのではという疑問。

カヌレは生地を仕込んでから焼くまでに2,3日みないといけないほど時間がかかります。
せっかくこんなに時間をかけるぶん、見た目も満足いくものが作りたい。

そして、これは私の勝手な信条なのですが、調理器具は基本的に一生ものを買うというもの。
可能であれば、使い込むほどにどんどん馴染んで育てていくタイプの調理器具を揃えたいのです。

銅はたしかに難易度がテフロンなどより上がってしまいます
でも、手持ちの銅製鍋なんかで手馴れた時の安心感も知っています。だから買うなら銅製だったんです。

ちなみに、いろいろ調べていく上で個人的に興味深かったこちらの検証記事のリンクも貼っておきます。↓

馬嶋屋菓子道具店 カヌレ型 材質による焼き上がりの違い

まずはテフロンで成功する感覚を掴むというのもひとつの手だと思います。
耐久性の高そうなテフロンが多くの商品で出来てきている時代でもあるので、その辺は好みかなと思います。

使用前に行った空焼き

こちらの画像は空焼き後。

1番最初の画像と随分色合いが変わったと思いますが、これはこれでかっこいい。
詳しくは浅井商店さんのページにきちんとやり方がのっています。

簡単に書くと、オイルを塗って200℃で20分しっかりと空焼きしました。
油はなんでもよいと思います。私は手持ちのこめ油をキッチンペーパーで丁寧に塗りました。

ちなみに、浅井商店さんのトール型カヌレは思っていたより大きかったです。

女性の中でも小さいめの手なんですが、このサイズ感。
1個で十分かなという大きさです。


使用後は水洗いなどせずに柔らかい布で汚れをふきとるか、洗剤で洗ってしまって上記の空焼き作業をするかの2択のようです。

このへんは個人の感覚になってくると思うので好きな方を選べばよいかなと思います。

参考にしたレシピと個人的に気をつけたこと

参考にしたレシピはYouTube ネコノメさんのものです。

分量は完全に彼のレシピをそのまま使用。
特に検証は必要ないので、バターは牛乳を沸騰させた後、60℃まで温度が下がったのを確認した後入れました。
バターは予熱で溶かす方もいますが、念のためレンジで予め溶かしておきました。

作業工程は概ねこの動画の通りですが、卵黄に牛乳を注ぐ際も一度濾しました。
牛乳は2回に分けていれました。動画でもおっしゃってますが練らずに、さらさらした生地にすることを意識するとよいと思います。

念をいれて生地は2晩しっかりと寝かせて、焼く前に湯煎で35℃まであげつつ生地をかき混ぜて均一に。
カヌレ生地はこの寝かせる工程が肝なので、長めに寝かせたほうがよいと思います。

温度管理が肝 焼きについて

我が家のオーブンは石窯ドームです。

 

予熱は250℃にして温度計を設置して230℃をこえているのを確認してから上段に入れました。
余談ですが、この手の焼き温度の管理が肝になるようなお菓子やパンは特に温度計できちんと計った方が良いです。

 

焼きに関しての主な工程はこちらを参考にしました↓

あいりおーさんのカヌレ

トップに焼き色がつかないといったような現象をかなり抑えてくれるやり方だと思うのでおすすめです。
実際、私の場合は生地がけっこう飛び出てしまいました。
普通にほったらかすと焼き色が残念だったと思います。

そうそう、生地が飛び出した理由に思い当たることがありましたので一応記しておきます。
牛乳を温める際、もう少しきちんと沸騰させるべきだったと。

次回、ふつふつと沸騰するのをきちんと見届けて生地を作る予定です。
改善したらまた後日、追記します。

焼き時間はトータル60ー65分くらいみたいですが、私は65分焼きました。
焼き温度と時間に関してはわりと成功だったと思います。


序盤の温度が特に大事だと調べの最中で強く感じました。
パンを焼く用に買ったものですが、銅板を使用しています。オーダーメイドの銅板、あると重宝します。

 

 

初めてのカヌレ作りの結果 まずまず成功

少し焼き色が甘いなと感じるものもありましたが、概ね成功だったと思います。

焦げもせず、外側カリカリで中はしっとり。
見た目も及第点だと思います、個人的に。

これ以上できないと思うほど丁寧に作業したのが良かったのだと思います。

割ってみたお写真も載せておきます。

ちなみに、カヌレは焼き立てだとさほどカリカリしておらず、少し柔らかめでした。
我慢できずに1個焼き立てを食べたのですがカリッと感が弱め。

美味しいのは粗熱がとれてからでした。

特別難しい工程があるというよりは、丁寧な作業と時間をかける(寝かせる時間を十分とるなど)が大切だと思いました。
が、今回はたまたまうまくいっただけかもしれないので暫く研究します。

そうそう、カヌレはすごく手間と時間がかかるのは確かなので型を購入するのであれば10個以上がおすすめ。
6個用のレシピが多い気がしますが倍量で作って少し余裕を持たせるくらいがちょうどかと。

多めに作って冷凍という手も使えるので、10個は型があると楽かなと思いました。
6個だと美味しすぎて瞬殺だと思います。

 


最後にもう一度私が実際に購入した型を載せておきます。

 

本当に人気の型なので、売り切れ状態も多いです。
この記事を書いている現在は在庫ありのようですが、もし在庫切れの場合は再入荷登録をしましょう。

私は再入荷登録で入荷情報をゲットしたときに、「お買い物マラソンまで待とう」と思ったがために一度売り切れを経験しました。
タイミングがあえばマラソンの時などに購入するのが一番賢いですが、確実に手に入れたい場合はすぐ購入したほうが良いかもしれません。

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